◆ 新築時の分譲価格より高い中古マンション！

～ 相場は上昇傾向、それでも・・・ ～

毎年2～3月は、中古マンション市場が
例年に比べて、成約件数が増加します。
※公益社団法人近畿圏不動産流通機構調べ

成約件数が伸びているということは、
市場に売却する方が増えていると
いうことになります。

買い手にとっては、選択肢が広がるので、じっくり
探すと、素敵な物件に出会えるかもしれません。

そんな中、あなたがこれから購入しようと
思っているマンションが、中古なのに
新築時より価格が高かったら、どうしますか？

東大阪市や八尾市でそんなこと有り得るの？と思う
かもしれませんが、実際に、東大阪市で売り出された
中古マンションの実話です・・・。

その中古マンションの売主は、不動産会社でした。

一言で不動産屋さんと言いましても、
いくつかの業態に分類されます。

新築マンション分譲専門、新築戸建分譲専門、
売買仲介専門、賃貸専門、不動産管理専門、
事業用物件専門、不動産管理専門、
不動産買い取り専門・・・などがあります。

当マンションナビは中古マンション売買、マンション
買い取り、マンションリフォームが主な業務です。

その不動産会社の業種は「不動産買い取り専門」
でした。不動産を買い取り、付加価値をつけて売却
しています。付加価値は、リフォームが一般的ですね。

また、このような買い取り専門業者は営業部隊がない
ので、自社で直接販売することはありません。

販売はもっぱら、地元の不動産会社が行い、
販売をしてくれた不動産会社に仲介手数料を
支払います。

◆ 中古マンションの仕入方法！

さて、販売するに商品(マンション)の仕入れが
必要です。商売なので、できるだけ安く仕入れ
たいところですね。

しかし、最近では買い取り案件が減っているため、
案件があると数社が取り合うことがしばしばです。

すると、価格がつり上がり、中には予定より高値で
仕入れてしまうことがあるようです。

そんな、仕入れ先と1つとして【競売】があります。

競売の利点は、卸売市場で見かけるような競り市
ではないので、価格がドンドンつり上がることは
ありません。

競売は、一定価格以上で一定期間内に入札を
行います。開札日に同時開封され、1番高値で
入札したところが落札となります。

競売は、リスクもある代わりに、安く仕入れられる
時もあります。ただ、人気物件は高値になることが
多いですね。

マンションナビでは入札の動向も必ずチェックして
おり、そんな中、東大阪のとあるマンションが落札
されました。

その、落札価格を見てビックリ・・・！！

この価格で落札し、一体いくらで販売するのか？
注目していましたら、偶然にも、私が知っている
不動産会社が落札していたのです。

後日、担当者さんへ「いくらで販売するの？」と
尋ねたら、「2,530万円です」と、驚きの答えが
返ってきました・・・！！

◆ 驚きの販売価格とは？

「それ、新築時の分譲価格より高いよね」と伝えると
「え！？そうなんですか！？　でも本社がこの価格で
いいと・・・」と、苦笑いしていました。

現在、大阪の人気エリアでは値上がりしている
ところもありますが、東大阪市で10年前に分譲
されたマンションが、新築時以上の価格で
売れることがあるのでしょうか？

高い物件を買わないためには、「希望マンションの
売買事例や相場を調べる」ことです。
しかし、なかなか素人では調べきれませんね。

そこで、近道は、「買主の味方になってくれる
営業マンを見つける」ことです。

信頼できる営業マンを見つけて、
情報を収集してから購入の決断をしましょう。

信頼できる営業マンに巡り合うには、
まず、「数社にメールで問い合わせ」してみましょう。

メールは、意外と相手の対応力や親切心が
出やすいところですよ。

【追　伸】
その後、物件は当初の販売価格よりは
下がりましたが、売れました。
また、一部のマンションでは、新築時より
高い価格で売買されています。

私は、本来の価格に戻った時の反動が心配です。

◆あわせて読みたい◆
⇒ 中古マンションの価格交渉術！

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