6月に「村長さんリビングの床が変色して
水か染み出してくるんです。どうしたらいいですか?」と
電話を頂きました。
現地を確認しましたが、どうも給水ではなく排水だと
わかりましたが、箇所が特定できません。
トイレ内の壁が湿気を含んでいましたので、
床を開けるということで出直すことになりました。
伺う前日に「村長さん分かりました!」と電話があり、
聞いてみますと、「クローゼット内に点検口があり
そこを開けると床が水浸しになっています」と
教えていただきました。
翌朝現地を確認しましたら、漏れている箇所は
キッチンからの排水管を受け止めのる供用縦排水管の
根元が割れていることがわかりました。
矢印から箇所から漏れが発生
原因は銅の配管が使用されおり、
その継手の固定箇所が悪いのです。
建物全体に何らかの負荷がかかり銅管が割れたのでしょう。
これはあきらかに施工会社の施工不良ですね。
共用管はその部屋の上下階すべて繋がっていますので、
早急に管理会社に連絡をし、設備屋さんで一旦応急処置が
なされました。問題は修繕費用です。
共用管はマンションの共用部分になるので修繕費は
マンションで加入している損害保険が適応されます。
今回の場合は共用管や被害があった部屋の修繕費用が
保険適応になります。
しかし、真下の部屋も一部壁を取り壊さなければ
ならないのですが、その修繕費は保険では対応できず、
修繕積立金から出費してもらうというのです。
なぜ?真下の部屋は保険対応できないのでしょうか。
理由がわかればお知らせしたいと思います。
次号は、「壁の中はカビだらけ!」です。
※現場は東大阪市内に建つ築22年のマンションです。
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