石油・ガスファンヒーターの落とし穴とは? |
エアコンは、パワー面やコスト面で優れている以外に
実は、「空気を汚さない」特徴があります。
な~んだ!と思う方もおられるかもしれませんが、
住まいでは結構重要なことなのです。
マンションの場合、一般住宅と比べたら
気密性(※)が高いので、結露が起こりやすいのです。
結露? そう、ガラス窓やサッシに付く水滴です。
なぜ起こるのか? それは温度と湿度の関係にあります。
冬場は温度が下がると湿度が上がりますので、
湿度が100%を超えると水滴に変身して付着するのです。
朝起きたら窓が水滴だらけ、なんてことありませんか。
冬場、室内の温度を上げるのに石油やガスファンヒーターを
使用すると、器具内で火を燃やしているので
大量の水蒸気が発生します。
目には見えませんが、煤も飛んでいますので、
長年使用していると、壁などが汚れてきます。
よって、燃焼系タイプは湿度が下がらず結露がしやすく、
空気が汚れてしまいます。
エアコンには除湿や換気機能が付いている製品が多いので、
寒いこの時期にパワー面やコスト面だけではなく、
水蒸気が発生しないエアコンのほうが、
利点は多いのではないでしょうか。
ただ、エアコンばかりだと乾燥するので注意して下さい。
※気密性は、サッシ・ドアセットの枠と戸のすきまから、
どれくらいの空気(すきま風)がもれるかを表わす性能です。
⇒ 暖房器具の実力は? パワー編
⇒ 暖房器具の実力は? コスト編