中古マンションや分譲マンションに関する本を
15冊ほど購入し順番に読んでいます。
ざっと目次や著者の方々を拝見していますと
意外な事に気付いたのです。
それはそれぞれの分野でプロフェッショナルな
方々なのですが、少し偏った書き方をされているように
思えてなりません。
何故なんでしょう?
著者の肩書は一級建築士や不動産コンサルタント・
住宅雑誌の元編集長・不動産評論家・住宅ジャーナリスト
など専門分野のプロばかりです。
本の内容は買う時の注意事項が大半で、
各専門分野から見た検知で「ここを見ろ」
「ここをチェック」「こんな事に騙されるな」など
ぐいぐい切り込んだ内容が多いように思います。
そらそうでしょう。
それぐらい書かないと本としては
売れないからだと思います。
私も実際本を買うとき殆どタイトルで決めている
ところもありますね。
ただ、気になるのがマンション販売について
内部からではなくあくまでも外部から
客観的にみてどうだということばかりが目立ちます。
一方的に全ての販売業者が「悪」のような偏った
書き方がされている記述もありました。
私は売り手側の立場や実態も見てきましたが、
そこまで酷い業者や建物は一部のように思うのです。
耐震偽装の姉歯問題などは記憶にあると思うのですが、
マスコミはこぞってバッシングを行うので、
全ての建物が耐震偽装ではないのかと波紋が広がり
一時的に日本中のマンション販売数がダウンしました。
確かにあの事件は酷かったと思いますが、
そのような業者ばかりではありませんと断言したいのです。
今読んでいる本の中に一冊だけ実際にマンションを
販売していた側の方が
「こんなマンションを買うのは、やめましょう」と
呼びかける本がありました。
本来は一度でも販売する側も経験をし、
また建築する側も経験し両面からみた観点で、
書かれた書物が理想のような気がします。
一方、実際にあまり勉強していない営業マンも存在し、
また酷い扱いを受けた方や予定外のマンションを
購入してしまったなども事実あるので、
これだけいろんな参考書があるのだと思います。
少しでもこのような本を買わなくても満足頂ける
マンションを手にしてもらえるように販売業者も
日々向上しなければと思います。
私の仕事は中古マンションの販売です。
売主様の大半は一般の方で買主様も一般の方々が
ほとんどです。
どちらか一方的に偏らず、中立の立場で常にベストな
取引ができますように心がけます。
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